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加飾めっき

Decorative Plating

自動車の内外装や電子機器、水洗金具、高速鉄道や航空機向け等、様々な分野への装飾目的のめっき加工を行っております。
高級感あるサテン色調から漆黒色など、色数、色調、仕上げ方法などで、お客様の求める“見た目”への圧倒的な実現力を 保持しており、基本加飾56色(色調サンプルを参照ください)以外にも、トレンドに合わせた新色を随時追加しております。
さらに、加飾性のバリエーションや可能性を広げるため、塗装や部分めっきなど特殊な表面処理もご用意しております。

デザイナーの求める色、色調、仕上げの実現力!!

Decorative Plating

サテン色調

プラスチックめっきの中でも、光沢感を抑えた高級感ある色調がサテンめっきです。真珠のような艶感が特徴で、アルミの削り出しのような金属感が出せます。 最近のデザイントレンドとして、より薄めのサテン感である「プラチナサテン」という色調が高級車中心に人気があります。 サテン色調は木目調やピアノブラックなどの高級感ある表面処理と組み合わせる事で、より高級感あるデザインが可能です。
当社では、サテン感の強弱や、色調の色感(青っぽい、黄色っぽい)などの詳細なご要望にお応えしております。また、黒色めっきとの組み合わせにより、色調のバリエーションはさらに広がります。 
ご希望のサテン色調につきましては、ぜひご相談ください。

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TP-40:真珠を思わせる素晴らしいサテン外観
TP-43:淡い光沢により落ち着いた金属感があり、高級感ある色調
欧州のデザイナーにも人気のサテン外観
TP-44:特別に開発されたきめ細やかなサテン外観

サテンめっき 色合い

サテンめっきの色合いは「マット感の強さ、弱さ」の他、「粒感がある、ない」などで微妙に異なります。
お客様によって求められる色合いはそれぞれで、自動車メーカー様ですと同じメーカー様でも車種によって微妙に違っていることもあります。

めっき条件の調整等でサテンの強さをある程度調整する事が可能なので、ニーズに応じたサテンめっきの色合いに調整致します。
更に、最外層の仕様を変える事により、白色、黒色、金色等 複数の色調を出すこともできます。

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サテンめっき メカニズム

サテンめっきの工程では、艶を無くす為に、電気めっき工程中のNi(ニッケル)めっき皮膜に特殊な工程を採用しています。
本来、光沢のあるめっき表面は滑らかな表面をしていますが、サテンめっき工程では艶を落とした色調を得る為に、めっき液中にミクロレベルのエマルジョンという粒子が存在します。
このエマルジョンがめっき皮膜析出時に脱着することにより、めっき析出を部分的に抑制し、クレーター状の窪み(凹凸)を無数に作ります。それにより光沢感が失われ、独特なサテン調の色調を得ています。

樹脂めっきの基本プロセス

エッチング

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キャタライズ

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アクセレーター

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化学Niめっき

前処理
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ストライクめっき

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Cuめっき

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Niめっき

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Crめっき

電気めっき

めっき断面図

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電子顕微鏡観察結果

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サテンめっきと光沢めっきの表面を電子顕微鏡で観察すると、サテンめっきの表面に凹凸があることがわかります。この凹凸の量や大きさにより、サテン感が変わります。

三価クロムめっき

Trivalent Chromium Plating

六価クロムめっきは、その見た目と機能性の高さにより、非常に多くの製品に使用されています。
しかし、めっき液に含まれる六価クロムの環境への悪影響が証明され、ヨーロッパでは市場で生産される新車への六価クロムの完全禁止指令が実施される予定です。また電化製品についてもEU指令が設けられる見通しとなっています。
世界的な動きとともに、国内の大手電気メーカーでも有害物質とされる六価クロムを使用しない動きがでてきています。 
そんな中、六価クロムめっきに替わるめっきとして三価クロムめっきが注目されています。

塚田理研の環境対応型プラスチックめっき工法

ミストの少量性などから、六価クロムめっきの最有力代替技術が三価クロムめっきです。
当社では業界に先駆け、環境対応型三価クロムめっきの全自動ライン化に成功。白色タイプと黒色タイプの2色に対応しております。
現在では国内外の自動車内外装に多数使用されています。                                        
2004年より六価クロムめっき(Cr)から三価クロムめっき(C3、CL、Ti、B2、B3)へのめっき仕様を顧客へ推進し、六価クロムめっきの使用量、保管量の低減に取り組んでいます。

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黒色めっき

Black Plating

黒色めっきの種類

漆黒めっき(B3)、青みかかった黒色クロムめっき(TB)を新たな黒系めっきの新色としてラインナップしました。
これまでの合金めっき(ニッケルスズ合金など)と異なり、弊社の漆黒めっき、青みかかった黒色クロムめっき(TB)めっきは、自動車への採用に耐えうる耐食性、耐指紋性があり、すでに自動車の内装部品に展開されています。

                                                                                       
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TYPETi
黒色三価クロムめっき
TB
黒色三価クロムめっき
B3
漆黒色三価クロムめっき
TYPE 環境にやさしい三価クロムめっきです。黒く深みのあるチタンに似た色調で、特に高級自動車の内装部品に多数採用されています。 Tiと同じく環境にやさしい三価クロムめっきです。Tiに比べ青みの強い色調で、高級スポーツカーの内装などに採用されています。環境にやさしい三価クロムめっきです。車載内外装の耐食性能を持つめっきの中で最も黒色が強く、黒光りしたメタル感があります。
黒色度合 plating_black plating_black plating_black
耐食性
使用実績 車外装部品、車内装部品、
釣り具(リール)etc
車内装部品 車外装部品、車内装部品
コスト 1.2 1.4 1.4

ブルーめっき

Blue Plating

金属感のある鮮やかなブルー色をめっき加飾として加えました。通常、金属感のあるカラー色調の場合、クロムめっきを行った上に塗装を施すのが一般的です。しかし、めっき上の塗装では用途によっては剥がれ、ハゲ等が発生しやすく、外観を長期で守る事が困難です。
当社のイオンプレーティング技術により、鮮やかなブルー色調のめっき製品でも、強度な密着により剥がれることなく、また製品皮膜の硬度も向上します。 電気自動車などのエンブレム等、未来感あるご用途に最適です。
詳しくはお問い合わせください。

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ヘアライン・シボ

Hairline Finish / Embossed Finish

ヘアライン加工

ヘアライン加工 
〜めっき処理後の加工〜

めっき加工後に一定方向へブラシをかけて仕上げるヘアライン加工です。メタル感がぐっと引き立ちます。

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ヘアライン加工 〜金型への加工〜

金型にヘアライン加工を施し、成形されたプラスチック素地にヘアラインをデザインします。めっきは凹凸を埋めないよう、
薄目で、凹凸追従性の良いめっきを行います。金型上にデザインする事で繊細なデザインが可能であり、量産性も高い工法です。
しかしめっき皮膜を厚くできないため、耐食性には制限があります。

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シボ加工 〜金型への加工〜

素材表面に施した模様やシボを、高密着な薄めっき技術により、めっき後もその模様を活かしたデザインが可能です。
めっきをすることで繊細な模様やシボがグッと引き立ちます。

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用途に応じ、めっき仕様を選択することで、樹脂上に施したダイヤカット、ヘアーライン、シボ等を生かした外観を得るめっきが可能です。

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ダイヤカット、ヘアーライン、シボ等の樹脂表面外観をめっき上に生かす事を目的とした薄めっきです。

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アンティーク調めっき

Antique Plating

当社では独自技術で高い耐食性のあるアンティーク調の表面処理が可能です。 その為、様々な用途に使用可能です。

めっき後に処理を行う事で、まるでアンティークの様な外観のめっきに仕上げる事が可能です。

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最表面に黒色めっきを施し、ブラシで表面を削り、下層めっきをうまく露呈させためっきです。

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