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当社と信州大学工学部の遠藤守信教授、新井進助教授との連携で「無電解めっき法によるニッケルコーティングナノカーボンの製造技術」の共同開発に成功しました。

 今回開発された技術は、無電解めっきでVGCF表面にニッケル粒子を析出してVGCF/Ni複合体を得ます。これを樹脂に充填すると電磁波シールド性、高い強度を発揮し、高機能のナノ複合材が期待できます。従来量産されているカーボンナノチューブの一つである気相成長法炭素繊維(VGCF)を樹脂に混入すると、界面接合せず分散しないため、機能や強度が劣っていました。今回開発された技術により強度や電磁波シールド性、熱伝導性を高めたい、携帯電話やノートパソコンの筺体(きょうたい)などに使用できます。さらにめっき物の機能を生かした多用途上展開も可能になります。

機能めっき

カーボンナノチューブへのめっき

ナノカーボンへの無電解ニッケルコーティングに成功!!

ニッケルコーティング・ナノカーボン

(電子顕微鏡写真)

多用途上展開に期待大!!

VGCFへの無電解めっきによる特性向上 ~ VGCFとは ~

VGCF(気相法炭素繊維)とは、量産されているカーボンナノチューブのひとつです。

リチウム電池での量産使用実績があり、正極、負極に添加することにより、入出力特性、耐久性が向上します。

粉体抵抗測定結果

VGCFへの無電解めっき処理によりAu,AgめっきがVGCF単体より抵抗値が下がる事を確認

VGCF/Agの重量比やめっき処理の検討により抵抗値が下がる事を確認

期待される特性と用途

VGCFの本来所持している高強度・熱伝導性・導電性等 機能性を、ニッケルで覆う事により更にアップできます。

特に、金属が付着したVGCFは無処理のVGCFに比べ樹脂への混ざり性が良くなり、また、金属が引っかかることによりVGCFが樹脂から脱落することが防げます。この結果、VGCF樹脂複合材料の機能性が更に高まります。

 

現在、剛性を要求されるノートパソコン等の筐体にはCFを充填した樹脂が使用されていますが、このCFをVGCFに代替させることで、剛性等の機能を更に高める事が考えられます。

また、ニッケルコーティングされたVGCFを使用した、高機能部品の開発、導電性がアップする特性を活用し、電磁遮蔽性(EMIシールド性)を向上させる分野への活用も期待できます。

ニッケルコーティング・ナノカーボンの用途の一例

< 剛性、電磁遮蔽性が求められる製品への応用 >

樹脂コンポジットとすると 高剛性 放熱性 電磁遮蔽性 が向上します。

ナノカーボン

VGCF

ニッケルコーティングVGCF

機能めっき

カーボンナノチューブへのめっき

(C)塚田理研工業株式会社-Tsukada Riken Industry Co.Ltd

<剛性、電磁遮蔽性が求められる製品への応用>

 

樹脂コンポジットとすると

 高剛性・放熱性・電磁遮蔽性 が向上します。